FDD エミュレータ
FDDエミュレーターについて解説します。
必要な道具・パーツなど
・パソコン
書き換えにはパソコンが必須です。
ここではWindows10での書き換え方を書いていきます。
(Windows11でも基本的には同様と思われます。)
・はんだごて&ハンダ
ハンダごてとハンダは必須です。
はんだごてはだいたい2,30Wのものがあれば十分です。はんだは一般的なもので大丈夫です。
一部のはんだ穴は埋められているので、はんだ吸取機(はんだ除去機)があるとより便利だと思います(吸い取り線だと難しいかも)。
私ははんだ吸取機(Hakko 808)を持っていますので、作業は楽にできました。はんだなどが苦手な人は、持っている人にやってもらうといいかもしれません。
・ピンヘッダ
Gotekは一部の必要なピンが空きになっており、はんだ付けができるようになっております。
ピンヘッダはL字型と通常のまっすぐなピンヘッダがありますが、両方必要です。
私の場合は、ピンヘッダは1列のもの、L字型は2列のものを使っています。Gotek1個につき10列もあれば十分です(L字型は最悪3列あれば大丈夫です)。
・半田吸取器
はんだ付けをするところがスルーホールになっており、半田で埋められていたり、ピンヘッダを差し替える場合にハンダを一度抜くのでその際にあると非常に便利です。
手動タイプや吸い取り線はたしかにやすいですが、スルーホールのハンダ吸い取りにはあまりおすすめは出来ません。
少々値段は張りますが電動タイプ(ガンタイプ)がおすすめです。
・A-A USBケーブル(必要であれば)
書き換え時にUSB直接接続を選択する場合は必要です。
両端がUSBのAケーブルになっている、ちょっと特殊なケーブルです。
アマゾンや大型量販店などで売られています。
2022/09追記:現在はコストなどもありこの書き換え方法が主流になっています。
・USB-シリアル変換アダプタ(必要であれば)
書き換え時にUSB-シリアル変換アダプタ接続を選択する場合は必要です。それに接続するUSBケーブルも必要です。
詳細はこちらをご確認ください。
・ブレッドボード&ジャンパー線(必要であれば)
ブレッドボードは、USB-シリアル変換アダプタがDIPタイプの時などに便利に使えます。ほかの書き換えでも使えることがあるので、少し大きめを持っておくといいかもしれません。
ジャンパー線は、オス-メス、オス-オス、(ブレッドボードを使わないのであればメスーメスなども)を数本ずつ用意しておくといいでしょう。
必須ではありませんが、ピンヘッダのはんだが好きではなかったり、オプションをつける場合などに、リード線が必要な場合がありますので、リード線もあるといいかもしれません。
また、ジャンパー線を作る場合には、圧着工具が必要です(ここでは詳細の解説は行いません)。
必要なソフトウェア
・ファームウェア本体
書き換えにはパソコンが必須です。
ここではWindows10での書き換え方を書いていきます。
Windows10のエディションは何でもOKですが、最新版にアップデートしてある前提で書いています(バージョン1909)。
・書換用ソフトウェア
パソコンから書き換えを行うため、書き換えソフトは必須です。
HxC for Gotekの場合は、ファームウエアの入手時に書き換えソフトも同時に入手する必要があります(準備中)。
FlashFloppyの場合、使用基板(MCU)の種類によって、書き換えソフトが違いますので注意が必要です。
・SFRC922Dの場合(MCU : STM32F105)
STMicroelectronicsの純正書き換えソフトがお勧めです。
他サイトではDFuseを使うことが多いですが、Windows10の場合、STM32CubeProgrammerのほうが簡単でお勧めです。
なお、STMicrosoftwareのソフトを使用する場合、ユーザー登録(無料)が必要です。
・SFRKC30.ATxの場合(MCU : AT32F415/AT32F435)
Artery社のホームページより専用のDFUドライバ及び書き換えソフトを用意する必要があります。
DFUドライバは必ずハードウエアを接続する前にインストールして下さい。